総会、お疲れさまでした

高熱で寝込んでいたので、近況報告が遅れてしまいました。
皆さん、お元気ですか?

秋田は春が遅かった分、次々と花が咲き誇り、花の街になっています。
道端の雑草も色鮮やかに、短い夏を懸命に生きて、一気に成長しています。

こちらでは、NHKが「被災者の声」という番組を継続していて、
その声や生き様も、訴えるものが多く、都会の皆さんに届けたいと感じます。

大地に根ざした暮らしは、何千年も前から続いている暮らしなので、人やモノ、感性を高速回転して生産性を上げている都市生活とは、時間の流れが違います。
その違いを乗り越えて、同じ国として共存する努力を重ねています。
期間限定販売ですが、秋田の良質な材料で作った「金農パンケーキ」は美味しいです。
そのほか、美味しいものが一杯です。

秋田は車に乗ることを前提にした町づくりにより、各地の「道の駅」が元気です。
地域の生活そのものが資源! 単純で力強い。
秋田市中心部の劣化が嘆かれますが、朽ちた空家、更地、経済の津波が押し寄せたなと感じました。

実家は大学病院の近くですが、様々な病院と介護施設、葬儀ホール、、、
よくできた21世紀版「姥捨て山」です。
駅東の若いエリアに対して、介護には困らない地域だそうです。
生協も個別配達重点エリアと意識し、既存のバスをワンコインで利用できる制度は高齢者の外出を促しています。
優しい町づくりを進めることで、高速道路の中央インターも近いし、首都圏の介護需要を産業にできそうです。

同窓会の皆さん、故郷は遠きにありて思うものでは、ありませんよ。
都会では味わえない山菜、新鮮な肉、言葉、祭り、山したたる季節です。
露天風呂に入っては日本酒、偉い人の話なんか短くて、すぐ乾杯、街は酒の看板だらけ。
久々に戻るとアレ?なんだけど、歓びにストレートな食文化。
お友達を誘って、どんどん来て下さい。
では、また。

2012年6月3日  佐々木菜穂子(昭和56年卒)