7月23日、アルカディア市ヶ谷において「秋高連(あきこうれん:在京秋田県高等学校同窓会連合会)総会」が開催された。
本年度総会は、加盟校43校中41校が参加し、来賓22名、各校出席者で総勢300名を超える盛会であった。
秋田高校東京同窓会からは、橋本五郎会長をはじめ、10名が出席した。
出席者は、橋本五郎会長(40年卒)、横山樹静(30年)、秋山文平(30年)、西山恪朗(30年)、大本香津子(31年)、村山公士(36年)、藤井陽光(41年)、宮腰良一(42年)、大森正高(42年)、大野省治(42年)の面々。
会場正面には昨年製作した秋高連の旗が掲げられ、秋田高校東京同窓会や参加各校の旗が会場を取り囲む中、各校出席者が満席の会場を行き来し、旧交を温めた。
本総会は、新年度から秋高連幹事長に就任した秋田高校東京同窓会幹事大野省治さんの力強い開会のことばで始まった。
続いて上山紀子さん(秋田北高)の指揮で懐かしい「秋田県民歌」の斉唱があり、今年2期目を迎える友成穂秀会長(能代西高)から挨拶があった。
また、来賓の秋田県教育長根岸均氏、前参議院議員小野清子氏(秋田北高)、北秋田市長岸部陞氏(能代高)からお祝いのご挨拶を頂いた。
今年の講演は、「秋田の底力と展望〜活力ある秋田をつくるために〜」と題して国際教養大学教授勝又美智雄氏が講師として登壇した。
秋田市に拠点を置く国際教養大学は、運営は県から独立した日本初の公立大学法人であるとのこと。講師の勝又氏は、九州大分県の出身ながら、終の棲家は秋田にしたいという大の秋田ファン。秋田県民の根っからの明るさ・優しさ・欲のなさは、江戸時代の大飢饉でも餓死者は近隣県の10分の1であったという秋田の豊かさに起因すると説き起こし、次から次へと秋田県人も知らない秋田の全国一を紹介して、豊かな自然、魅力的な地場産業商品群、伝統的な芸能文化・祭礼行事など観光資源に恵まれた秋田は「第二の故郷」「癒しの里」として将来を嘱望される地域であると力説された。
次いで、首都圏秋田県人会連合会長煙山力氏(横手高)の乾杯で懇親会が始まり、国際教養大学の第一期卒業生で「秋田プロバスケットボールを作る会」事務局長の水野勇気氏の熱いメッセージや、余興や、各校紹介があった。
各校紹介では、秋田高校は他校を圧する多数の参加者が立ち上がり、大いに気勢を上げた。
懇親会は、万歳三唱と「ふるさと」の合唱で盛況裡に閉会した。
(大森記)
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